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銃を所持することでの社会問題

銃を所持することでの社会問題

アメリカの銃社会に関する議論は、近年高まりを見せているといえます。それは、あまりにも銃を用いた無差別殺人が多く起こるからであり、それが社会問題になっているからです。では銃の所持を規制することに賛成の人と反対の人の間には、どのような意見の相違があるのでしょうか。

■賛成派の意見

まずは賛成派の意見です。これはいたってシンプルなもので、銃を悪用する人間が多すぎるため規制をすべきだという意見が一番大きなものです。つまり銃を規制すればより平和な国家を作ることができるという論です。また、ある年齢を超えれば誰でも銃を購入することができるというのは、倫理的に考えてもおかしいという意見もあります。

■反対派の意見

それを踏まえて反対派の意見を見てみますと、こちらはアメリカが抱えてきた複雑な事情を如実に反映しているということができます。つまり、反対派の大多数が、銃を悪用する人間が多いからこそ、自分たちの身は自分で守らなければならない(銃を保持しなければならない)と考えているのです。これは、日本ではあまりイメージできない考え方ですが、すでに銃が一般社会にも広く普及しているアメリカでは、そのような考えを持つに至ってもなんら不思議ではありません。

このように見てみると、賛成派にも反対派にもそれぞれの論理があり、またどちらも筋が通っているように見えます。
では、それらの折衷案を考えた場合はどうでしょうか。

つまり、銃を保持できる人を限定し、また保持できる銃を限定するという方法です。現行の法律では、アメリカで合法に様々な種類の銃を購入することができます(ただし州によって異なります)。ショットガンやライフルもそうですし、拳銃であれば無許可で購入できることも多いのです。ですから拳銃を許可制にするだけでも、その普及率は変わるといえるでしょう。そもそも、アメリカではスーパーでも手軽に銃を購入することができるのです。このような状況が続けば、銃による無差別殺人という社会問題がなくなることはないでしょう。そして、銃規制反対派の意見にはそもそも決定的な穴が存在します。反対派は自分の身は自分で守るものであり、銃を保持できるようにすべきだといいます。ですが、たとえば誰かが銃を乱射しているところに出くわしたとして、その犯人だけを正確に狙撃し、周りに損害を一切出さないということが果たして可能でしょうか?確かに自衛のために銃は必要なように思われますが、実際のところその使用は難しいものなのです。
このように考えると、すでに銃が普及しているアメリカで銃に関する社会問題を無くすためには、賛成派と反対派が譲り合って限定的な規制をするというのが現実的な方法でしょう。

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山と森を守り、人間と動物が共存するためにもハンターの資格を取った祖父のwebログです。70歳にしてまだまだ現役。鳥獣による被害を最小限にする為にも、今日も山に入って銃を撃っています。
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